あなたは本当に断り上手?『断る』と『拒絶』の違いを知ろう

突然ですが、あなたは断り上手ですか?どちらかといえばノーと答える人の方が多いのではないかと思います。断るという行為は基本的にあまりお互いに楽しいことではないですよね。一方でイエスと答えた方もいるでしょう。でも自分が本当に『上手に』断れているのか、不安になることも時にはあるのではないでしょうか?

もちろん、本当に相手のことを気遣い、場の雰囲気を壊さずにうまく断ることができるならば全く問題はないのです。しかし、自分は嫌なこと、できないことにはキッパリとノーを言える、断るのが得意だ…自分ではそう思っていても、周りの人が実は傷ついていたり、不快な思いをしていることもあるかもしれません。ここではそんな、自称『断れる』人がやってしまいがちな失敗パターンと、その正しい対処法について考えてみましょう。

もっとも多いのは、『断る』と『拒絶』を混同してしまうケースです。断るときに、ざっくりと『無理です』、『できません』などといったような否定形のみで話をしてしまうのは、絶対にやってはいけないパターンです。これでは相手は誘いや頼みごとを断られたというよりも、自分自身も含めて拒否された、拒絶されたと感じてしまいかねません。

特に仕事の関係や友人・恋人など、今後も関係を続けたい、続けなければならない相手なら、断るときに単純な否定の言葉を使うのは極力避けた方がよいでしょう。とはいえ断るうえではどうしてもそういった言葉を使わなければ相手に伝えられない場合もあります。そういう時には『すでに予定がある』などというような、相手が納得しやすい理由をきちんと添えるのがおすすめです。

また、断りを述べる時にフォローをしないというのもNGパターンの1つです。どんなに言葉を尽くして断ったとしても、それで話が終わってしまっては、結局のところ相手にとっては『断られた』という印象しか残りません。それではいかに断り方がうまくても、相手との関係性は少しづつ変わっていってしまう可能性があります。

断る前には、『すみません』などの断ることへの申し訳なさが伝わる言葉を付けることをマナーとして心得ておきましょう。また、代わりのアイディアや日程など、代替案を出すことで、『本当は断りたくない』、『相手を嫌って断っているわけではない』という気持ちがより伝わりやすくなります。

もう1つ気を付けてほしいのが、理由を正直に話しすぎるということです。例えば会社の飲み会を断るのに、『プライベートな時間を大事にしたい』、あるいは恋人からのデートの誘いに対して『疲れているから出かけたくない』というような自分の価値観や心情を前面に押し出した理由を告げれば、相手は否定されたと感じ、傷つくかもしれません。嘘も方便…とまではいいませんが、時には家庭の事情や先約などの当り障りのない理由を口実にすることも相手への気遣いと言えるでしょう。

断りたいことを確実に断るだけでなく、相手の心情への配慮も忘れないで初めて、本当の断り上手さんということができます。自分にも相手にもストレスにならない、上手な断り方を学ぶことで、人間関係がもっと楽になるはずです。