断りにくい、でも…お世話になっている人に対する上手な断り方

目上の人、特に昔からお世話になっている人などからのお誘いや頼まれごとなどは、たとえプライベートのものであってもなかなか断りにくいものですよね。今後の付き合いのことも気になりますし、お世話になっている分だけ断ることへの罪悪感も強くなります。

とはいえそれならば何でも引き受けられるのか、引き受けるべきか…と言えばそれはまた別の話です。どうしても引き受けられないことに関しては、きちんとお断りをしなければなりません。そこでここでは、お世話になっている人に対して角を立てずに上手に誘いや依頼を断るための、3つのポイントをご紹介しましょう。

1つ目のポイントとして、いちばん重要なところは、断る理由の伝え方です。親しい人に対して何かを断る場合、たいていは『予定が合わない』、『仕事が忙しい』などというようなこちらの都合を理由として伝えることが多いと思います。目上の人に対して、ある程度気の置けない関係であればそういった伝え方をしても問題ありません。

しかし明らかに気を遣うべき立場、関係性の相手に対しては、それではふさわしいとは言えないでしょう。そういう場合には、同じ理由を伝えるのにも、自分本位ではなく相手に配慮しているというスタンスで言葉を選ぶのがおすすめです。例えば、食事や飲みに行く誘いを断るのに、『最近仕事が忙しく、時間が取れそうにない』と言うよりは、『仕事で突発的に残業や休日出勤しなければならないことが多いので、予定が急に変わってご迷惑をかけてしまう可能性が高い』という風に伝えた方が、より気遣いを感じられますよね。

2つ目のポイントは、断りの言葉の前に、まずは誘ってもらったこと、頼っていただいたことに対するお礼と期待に添えないことに対する謝罪の一言を入れることです。誘いや頼みごとをしてくる以上、相手はあなたに何らかの期待をしているわけですから、それに対してただ断るだけではあまり良い印象を与えません。『お声をかけていただいてありがとうございます』、『せっかくお誘いいただいたのに申し訳ございません』といったような言葉を添えると、断ることに対する印象がかなり和らぎます。

最後の3つ目は、断るだけでなくフォローを入れるように心がけるということです。例えば『○○日以降ではいかがでしょうか?』、『代わりとして○○させていただけませんか?』というように、代替案を出すのは非常に有効です。断りっぱなしで話を終わらせてしまうよりも、格段に相手にとって受け入れやすく、ポジティブなイメージを与えることができるでしょう。

普段お世話になっていればいるほど、目上の人に対して何かを断らなければならない状況というのは気が重いものだと思います。しかし断り方次第では相手にマイナスの印象を与えず、むしろプラスになるようにすることも可能なのです。3つのポイントをしっかり覚えて実践すれば、断るのが苦手、憂鬱…という悩みからは脱却できるはずです。