同じ立場だから難しい…同僚に嫌われない意見の伝え方とは?

同じ会社で勤める同僚というのは、いわば同じ船に乗り合わせた仲間とでも言うようなものです。時には助け合い、時には悩みを分かち合い、そして時には意見がぶつかってしまうこともあるでしょう。そんな時、上司や部下とは違って立場の近い同僚相手だと、ついつい遠慮なく自分の考えをまくし立ててしまいがちです。

しかしこれは少なからずリスクをはらんだ行為です。同じ立場、気心の知れた間柄…と思っている同僚でも、すべてを理解しあっているわけではありません。伝え方を誤れば相手のプライドを傷つけることにもなりかねないのです。もし相手にとって度が過ぎると感じるようなことがあれば、それまでの関係が崩れてしまうことだって十分にあり得ます。

では同僚に嫌な思いをさせたり、嫌われることなく自分の意見を伝えるためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?同じ立場だからこそ難しい、同僚への上手な意見の伝え方について考えてみましょう。

同僚との意見交換、あるいは何らかの注意やアドバイスをするときに、何よりも気を付けなければいけないことがあります。それは客観的な目線ではなく、あくまでも自分の意見であるという立ち位置を明確にしておくことです。何か意見を述べるときに、『普通に考えて…』、『みんなそう思っている』などというように、主観ではなく客観論のような言い方をしてしまう人はいませんか?こと同僚を相手とするケースでは、それは得策とは言えません。

同僚同士というのは、やはり基本的に同じ立場であるとお互いに認識しているものです。それなのにあたかも客観的に正しいことを言っているんだ、という上からのスタンスで意見されると、ありていに言えばカチンと来てしまう人は多いでしょう。それではどんなに正しいこと、良いことを言っていても、相手も聞き入れにくくなってしまいます。特に同僚相手の場合は『私はこう思う』という主観的な伝え方を意識的に心がけましょう。

もう1つ付け加えて気にしておきたいのは、それが同僚にとってプラスになる意見であるかどうかということです。自分がその意見やアドバイスを伝えることで、同僚の仕事や場合によってはプライベートにプラスをもたらすことができるか否かということに思いを巡らせる意識を持ってみましょう。そうすることで、相手はあなたの言うことをより一層受け入れやすくなり、それまで以上に良い関係が築けるようになるはずです。

この2点さえ気を付けておけば、あとは同僚に自分の意見を伝えるうえでそう気をもむようなことはありません。否定から入らず、肯定的な言葉でワンクッションおく、相手の気持ちを考えて言葉を選ぶといった、基本的なことを普通に実践すれば、お互いに気持ちの良い有意義な意見交換ができるはずです。

社内でもっとも余計なことを考えずに意見を言い合える同僚だからこそ、より効果的に自分の意見を伝えることを考えてみて下さい。それがひいては上司や社外の人との意見交換の際にも役立つことになるのです。